
クリシュナマチャリア師の教えから、ヨーガの定義について
aprāptasya praptiḥ yogaḥ
prāptasya rakśaṇaṁ kṣemaḥ
ヨーガとは、今、不可能な事を可能にしていくこと。
今、可能なことを、そのまま保ち続けること。
この言葉は、ヨーガがどういうものなのか、を説明してくれている
クリシュナマチャリアの教えで伝えられているヨーガの定義の一つです。
私は子供の時や、20.30代の頃、何となくテンポが遅くて、何をやっても空回りしてるようで、周りと何かずれているように感じていました。
今、思い返すと、そう感じてたことが微笑ましいとさえ思うけど、
真っ只中の渦の中にいる時は苦しくて、もがいていました。
ヨーガは、苦しみから前向きな方へ
ヨーガは、苦しみを軽減するために生まれた教えです。
だから、クリシュナマチャリアの教えに出会って、今そのまま自分で、進める1ステップを重ねながら「不可能なことを可能にしていけばいい」と言ってくれる先生やヨーガの教えに心底、感動しました。
今朝、練習をしながらふとこの言葉が出てきました。
苦しみ と感じている事、抱えている悩みなどは人それぞれに違うので、ヨーガを個人に合わせることが大切です。
そして、ヨーガは身体やスタイル、どんなアーサナができるか、でもなく、それぞれの「一人の人」へ向けた実践していく教えで、
苦しみ、痛みを感じている事、そこから抜け出すためにヨーガの練習があります。
安定して進む1ステップは、可能になっていく
今、不可能なことを可能にしていくために、ヨーガの練習のステップは、丁寧に行います。
「今」のその人がいる場所から、安定した1ステップを確かめながら進めていきます。
アーサナの練習、マントラの練習、その他ヨーガの練習は全て、安定して前向きな方へ進む1ステップが本当に大切です。
でも、ペースが早かろうと遅かろうと、自分で練習をしないと前に進めません。
でも、だから、信頼できると思います。
ヨーガの練習の中で、毎回、毎回の今の自分を見ていく、内側の方から自分に繋がって、確認していく。
本当に大切なことです。
可能になったことが前向きな土台や力になって、また進んでいける
丁寧に進める練習、1ステップを日々積み重ねていくことは、次のステップへの安定した土台になっていきます。
しっかり安定した土台は、キャパシティや可能性も自然に育って広がっていくので、
可能になったことをそのまま安定して保ちながら、前向きな方へ進む力にもなっていきます。
自分が本当に変えていきたいことを、可能にしていくのがヨーガ
ヨーガは単に体だけでなく、
体も含めて、マインドや気持ち、内側が安定していくための練習です。
不可能が可能になる、なんてわくわくすることなんだと思います。
少しでも、今より良い状態の自分になっていきたい、
例えば今より健康的な生活にしたい、早寝早起きして生活を整えていきたい、
本当は良くないと感じている習慣を止めていきたいなど、
自分自身を良くしたいと思う方、
ヨーガを始めましょう。